集団指導塾の特徴とメリット

学力の向上や受験対策などで利用されることが多い進学塾は、大きく個別と集団の2種類に分類されています。中でも人気となっているのが集団指導塾です。集団指導塾とは文字通り1人の講師が大勢の生徒を教えるスタイルのことを言います。塾によって人数は異なりますが、平均で1クラス10人から20人程度です。集団指導塾の利用者が増えている大きな理由の一つに競争意識による刺激があります。自分以外の生徒は大半が受験におけるライバルとなるため、切磋琢磨しながら学んで行くことで自然と学力がアップさせられるのです。授業の時間が統一されていることで必然的に帰る時間が全員同じになり、夜間の帰宅でも安心できるという点も集団ならではの魅力と言えます。

利用する上で知っておくべき注意点

前述したように、集団指導塾には数多くのメリットがありますが、気を付けなくてはいけない点もあります。その一つが成績の伸び悩みです。マンツーマンで指導する個別指導塾が生徒の学力に合わせて授業を進めるのに対して、集団は全体のレベルを基準にして行われます。周囲と同じ学力であれば問題はありませんが、劣っている場合は授業について行くことができずにモチベーションの低下に繋がりかねません。集団指導塾を選ぶ時は、子供の学力に合わせて決めることが大切です。仲間と共に勉強をして切磋琢磨できるのが集団ならではの魅力ですが、中には雑談に夢中になり過ぎて勉強が疎かになってしまうケースもあります。保護者は授業を見学することはできないため、学力の向上が見られない時は別の塾に変えることも必要です。